【制作事例】熊五郎とシキ (デザインワーク)~心と体の声をきく~

熊五郎とシキとは

こちらのブログでもちょくちょくと登場している熊五郎とシキですが、
もともと熊五郎は、自然にかえる宿・Guesthouse Raicho の契約キャラクターとして、RaichoのPRに度々登場していました。


彼は、本来の自分(=内なる野生)の象徴です。
自分らしく生きたい人のガイド役とでもいいましょうか。

そして、シキは、自分らしく生きたいと歩み始めた人。

そんな彼らを主人公にしたミニエッセイをシリーズ化して、
昨年「熊五郎とシキ」としてWEB上に公開。

のりくらで感じることのできるもの・ことをひとつひとつ拾い上げ、
イラストに言葉を添えて、ストーリーを紡いでいました。
例えばこんな感じです。

熊五郎とシキ 01~太陽を浴びよう~

熊五郎とシキを通して伝えたいこと

ひとつひとつのお話を作る際に大切にしていたことは、

「心と体の声をきくこと」

普段、どうしても、直接的に目から入ったり、耳から入ってくる刺激に
自分自身の在りようを支配されがちな私たちですが、
直接的には目に見えない・聞こえない…
だけれども、ふっとわきあがる感情だったり、
ふっと身体の奥・心の奥の方からわき出る声を
拾い上げてながめてみることは、
自分自身を大切にすることにつながり、
本来の自分とつながっていくのではないかな…

これは私自身、様々な経験を通して、また乗鞍での暮らしを通して実感しているところです。

そのきっかけが、乗鞍にはある、ということを
「熊五郎とシキ」を通して綴っていました。

熊五郎とシキ~自然の音に耳をすまそう~


乗鞍には、街なかで感じるノイズがほぼありません。
ギラギラした看板やネオン、無機質な建物群や、車や街宣の騒音などなど。
街なかでは、自分の意志に反して、自動的に目に入ってきてしまうもの、耳に入ってきてしまうものがあり、
それらを避けて暮らすことはなかなかできないかと思います。

ですが、乗鞍で見渡すとそこにあるのは、
どこまでも広がっていく気持ちの良い空であり、
雄大で懐のふかーい山々であり、
その山から朗々と流れてくる水であり、
鳥たちのさえずりであり、
同じ環境に住まう動物たちの足跡であり、
ただそこに在ることの尊さを感じさせてくれる花々であり、木々であり、
春の芽吹きや山菜といった、山の幸であり、
心身ともにじわーっとあたたまる温泉であったり、、、

熊五郎とシキ~心ゆくまでゆるんでみよう~

もちろん、人が暮らしているわけだから
人工的な建物もあるし、車だって走っているし、宿の看板もあるし、
たまーに救急車のサイレンが鳴ることも。
でも、街に比べたら圧倒的にノイズが少ないことは明らかです。
(だから、たまに街へ行くと、どーっと疲れちゃいます)

人が生きていく上で余計なものが限りなく少なくて、
自然が自然本来の姿でそこに在る。

熊五郎とシキ~空を感じてみよう~

そんな環境に身を置いていると、
そこはかとない心地よさに満たされて、
自分自身もシンプルになっていき、
本来の自分の
「心と体の声をきく」ことに
次第に敏感になっていくことは自然な流れかもしれません。

でも、意識して取り上げてみなければ、それはないのと一緒。
だから、「熊五郎とシキ」が、
その「心と体の声をきく」こと、そこから「自分の本当の思い・心地よさに気づく」
ひとつのきっかけになれたらという想いがありました。

熊五郎とシキ~冒険にでかけよう~

最初は、そこまではっきりと意識していたわけではありません。
でも、お話をひとつひとつ積み重ねていくうちに、
必然的に私自身も「心と体の声をきくこと」に敏感になり、
「自分の本当の思い」や「心地よさ」をはっきりと意識するようになったことで、
大きな癒しにもなっていったように思いますし、
読んでくださる方にも反響をいただいたり、
実際に足を運んで、「熊五郎とシキ」で取り上げたことを
体験しに来てくださる方もおられました。

今は諸般の事情により更新がお休みの状態になってしまっていますが(←オーイ!)
やはり心と体の声に従ってw、またちょくちょくとアップしていけたらと思っています。

心と体の声をきくこと は 自分らしい仕事につながる

実は、仕事も「心と体の声をきくこと」が極めて重要なのではないかな、
と最近ものすごく感じます。
心と体は「こうしたい」と思っているのに、
頭がそれを抑制して「いやいや、こっちだ!」「こっちの方がうまくいくはずだ」
とゴリゴリ進めていっても、
どこかでストップしてしまったり、上手くいかないできごとに見舞われたり。
それ、私自身経験ありありでして。

でも、最近ある方からの問いかけがきっかけで、
自分の心の奥の方にあった思いを言葉にしてみたんです。
「本当はこうしたい」みたいなことを。
頭で考えるというよりも、なんかこう、
「これーっ」ていうものがムクムク奥の方から湧いてきて。。。
なんだか、それがスルスルっと出てきたこともあってか、
「それFBで宣言してください!」ってアドバイスをいただいて、
でその日のうちに「自分はこう在る!こう仕事をする!」とFBで宣言してみたんですね。

そしたら、それまで進めていこうと思っていても、
なかなか進まなかったこと・進められなかったことが、
なぜだかスルスルスル―っと前進したりするんですよね。不思議なことに。
宣言したとたん、それまで思ってもみなかった依頼を受けたり、
止まっていた仕事が急に動き出したり。

そんな風に現実が動き出しているのは、
私の場合はここ乗鞍で、心と体の声を拾い上げ、
心地よさに素直になる体験を積み重ねてきた、
そんな内的なアクションの積み重ねが背景としてありつつ、
そうして、いよいよ自分の在りようを宣言してみた!
という外的なアクションが引き金になったような気がしてなりません。
(ズバリな問いかけをしてくださった師匠に感謝です!)

いずれにせよ、言葉にするってほんとすごいパワーがありますね。
潜在意識が顕在化する。そして現実を変える。そんな波を感じます。

制作事例の一つとしてご紹介しましたが、
この「熊五郎とシキ」は、個人的なワークに過ぎないかもしれません。
ただ、制作物を通して、
「心と体の声をきくお手伝いをする」、
そして、
「クライアント様の本来のご自身の望みに近づいていくお手伝いをする」
ということが、
私自身の大切なライフワークの一つだな、そう意識できるようになった、
お仕事です。
(って、今書きながら実感してます)

その他の熊五郎とシキのおはなしは、こちらからご覧になれます。

このブログを書いた人

もみじ あやこ
もみじ あやこ
デザイナー歴15年。広告・広報物のデザインやWEB制作等の仕事のなかで、短期的な集客はできても、長期的な集客に苦戦するクライアント様をまのあたりに。
マーケティングの必要性を実感し、自ら実践。クライアント様お一人お一人が、自分らしさをいかしながら、自然と集客につなげられる、そんなデザインやWEBサイトの構築をサービス提供している。事業を営むお一人お一人がご自身のなかにある本当の想いや理想を明確な言葉にし、そこに近づいていくきっかけになること。そして、個々のオリジナルな力を活かしあい、より良き未来へとつながる世の中を実現する一助になることを目指して、信州・乗鞍高原を拠点に活動中。

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